イギリス組曲メディア掲載情報
西山まりえバッハエディション第4弾「イギリス組曲」の批評が以下の各紙に掲載されました。
*ぶらあぼ2月号 今月のぴっくあっぷCD 寺西 肇氏評
*朝日新聞(1/6) 推薦盤 矢澤孝樹氏評
*毎日新聞(1/22) 特選盤 礒山 雅氏評
*STEREO 2月号 特選盤 貝山和弘氏評/特選盤 村井裕弥氏評
*レコード芸術3月号 準特選盤 濱田滋郎氏&那須田務氏評
選者の方々からは次のような素敵なコメントを頂いております:
「柔らかな足どり、しなやかで豊かな身ぶり。バッハの鍵盤組曲の中でも少し古風で厳格なこの作品に眠る舞曲のDNAをチェンバロがひとつひとつ呼び覚ましていく。ほほ笑みのうちに。」
(朝日新聞推薦者、矢澤孝樹氏のコメント)
「こだわりの美意識を貫くチェンバロから、麗しい優雅さが立ち上る。」
(毎日新聞推薦者、礒山 雅氏のコメント)
「西山の演奏は緻密さと、しなやかさを増し…明るい曲、暗い曲をパーフェクトと言えるバランスで弾ききっている。チェンバロの響きも鮮明に捉えられ、聴き応えある作品となっている。」
(STEREO推薦者、貝山知弘氏のコメント)
「この作品は楽器のコンディション、録音、演奏とも申し分ない。…大きなうねりの中で自在に舞う西山まりえ総合点”ピカイチ!”のイギリス組曲。」
(STEREO推薦者、村井裕弥氏のコメント)
「どの曲、どの楽章をも、彼女は自分なりの行き方でしっかりと捉え、彼女流の表現を与えてゆく。〈前奏曲〉はおおむねイン・テンポで闊達に弾き上げるが、その中にも絶えず微妙な「間」、息づきの妙味が込められて、もし刃を当てれば血を吹くような”生きた奏楽”が流れる。」
(レコード芸術準推薦者、濱田滋郎氏のコメント)
「ここでの西山まりえは、バッハの音楽と完全に同化している。そして心の内奥から湧き出る音楽が、フレンチ・チェンバロの華麗なサウンドと相俟って聴き手の心を揺さぶる迫力を具えた《イギリス組曲》となった。」
(レコード芸術推薦者、那須田務氏のコメント)
「西山は楽器を意のままに引き回すようなことをせず、その豊潤な響きに身を委ねつつ、楽曲の端々で自らの内に秘めた思いを吐露する。テンポ・ルバートやイネガル奏法も、実にしなやか。そして、特に長調楽曲と短調楽曲との切り替えの鮮烈さには、はっとさせられる。」
(ぶらあぼ選者、寺西肇氏のコメント)