プロフィール
チェンバロとヒストリカル・ハープ、2種の古楽器を自在に操る希有なプレーヤーとして世界的に知られ、数多くのコンサート、音楽祭や録音に参加。ルネ・ヤーコプス、ボブ・ヤング、「チーフタンズ」のパディ・モローニ、カルロス・ヌニェス、ミカラ・ペトリ、コリーナ・マルティ、山下洋輔、波多野睦美、藤原道山、森山開次、アンサンブル「アントネッロ」など、幅広いジャンルに渡るアーティストとの共演は常に多くの反響を呼んでいる。2013年より人気シリーズとして続いている王子ホール主催「銀座ぶらっとコンサート・西山まりえの歴女楽」では、毎回歴史上の人物と音楽をテーマに取り上げた公演で話題となっている。2020年、新日本フィルハーモニー交響楽団定期公演「バッハ:ブランデンブルク協奏曲」全曲演奏会にソリストとして出演。また音楽番組、教養情報番組などTV・ラジオへの出演も多い。
国内外レーベルへの録音も数多く、「バッハ:トッカータ集」「バッハ:インヴェンション:シンフォニア全曲」「バッハ:イタリア協奏曲 フランス風序曲」「スカルラッティ:ソナタ集」 はすべて「レコード芸術」誌特選盤。「バッハ:イギリス組曲全曲」「バッハ:ゴルトベルク変奏曲」「バロックハープとの出会い」は同誌準特選盤ほか、朝日新聞、毎日新聞などで採り上げられた。スペイン「エンキリアディス」レーベルより欧州で発売されたCD「ファンタシーアの奏法〜イベリア半島の鍵盤音楽」は「リトゥモ」誌(スペイン)の最優秀推薦盤に選ばれる。中世音楽のスペシャリストとしての評価も高く、ゴシック・ハープとオルガネットを奏するCD「トリスタンの哀歌」は「レコード芸術」誌準特選盤、「ステレオ」誌特選盤、「音楽現代」誌推薦盤、「朝日新聞視聴室」個性派盤に選ばれた他、「BURRN!」「フォーブス」「ミセス」「サライ」「暮らしの手帖」など一般誌でも紹介され、古楽を多くの聴衆に広めている。2018年にリリースされた「C. B. バルバトル:クラヴサン曲集 第1巻」は、朝日新聞推薦盤 、「レコード芸術」誌特選盤に、2019年リリースの「バッハ:トッカータ集」は、令和元年度文化庁芸術祭参加作品、朝日新聞推薦盤、「レコード芸術」誌特選盤に選ばれた他、様々な雑誌で採り上げられ話題となっている。
東京音楽大学ピアノ科卒業、同大学研究科修了後、ミラノ市立音楽院、バーゼル・スコラ・カントールムに留学。第11回山梨古楽コンクール・チェンバロ部門第1位、および 栃木[蔵の街]音楽祭賞受賞。『レコード芸術』誌「読者が選ぶピープル2007」、HMV2008年度「期待のアーティスト5名」に選出される。日本演奏連盟会員。日本チェンバロ協会会員。日本ハープ協会運営委員。「信州アーリーミュージック村音楽祭」芸術監督。武蔵野音楽大学非常勤講師。