トリプル・ハープ|三列の弦|バロックハープ

私が演奏する17世紀頃の通称「バロックハープ」

英語では「トリプル・ハープ」

なぜなら弦が三列あるからですね

イタリア語では「アルパ・ドッピア」

ドッピアとはダブルのことです

「なんで三列なのにドッピアって言うの?」

とよく質問を受けます

イタリアでは黒鍵列と白鍵列の両方の弦が張ってあるがゆえ「アルパ・ドッピア」

つまり16世紀頃から登場した二列弦のハープと、この三列弦のハープを、イタリアでは同じ呼び方するのです

ちなみに二列弦のハープのことは英語では「ダブル・ハープ」と言い、通称「ルネサンスハープ」と呼び方を分けます

余談ですが、スターバックスで私はいつもメニューに載っていないエスプレッソを注文します

それも常に「ダブル・エスプレッソ」

すると必ずお店の人は「エスプレッソ・ドッピオですね?」と聞き返します

そしてウチの主人にはお店の人は

「エスプレッソ・ドッピオご注文されるのってカッコいいですね。」

と、どこのお店でも決まって言われるんだそう

スタバの裏マニュアルとかでそう言うように何か書かれていたりするんでしょうかね?

あ。わたしには何も言ってくれないスタバ。寂。

ご参考までに…三列弦のハープの写真、実は弦を近くで見ると《弦の森》みたいなのですよ。

慣れないとクラクラしますのでご注意を(笑)